信州にビーナスラインに夏の到来を告げるニッコウキスゲ
一面の緑に映える山吹色の美しい花、ニッコウキスゲ。信州の人気ドライブスポットであるビーナスラインでは沿線にこんな風景が広がります。
ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)とは?
そもそもニッコウキスゲとは?って思いませんか?信州なのに日光?
ニッコウキスゲはゼンテイカ(禅庭花)と言い、本州の高原地域に多く見られる花のことで、日本では日光の「霧降高原」、福島県・群馬県・新潟県にまたがる「尾瀬」、そしてこの記事で紹介する長野県のビーナスライン沿線となる「霧ケ峰」の3か所が有名な群生地。
実際に良く知られる名前の「ニッコウキスゲ」は愛称のようなものです。
ビーナスライン周辺のニッコウキスゲ、見ごろは?
今年、2020年なら7月半ばから8月にかけての期間が見ごろとなりそうです。
しかし、すでにニッコウキスゲは咲き始めており十分に見て楽しむことができます。
ビーナスライン周辺のおすすめニッコウキスゲスポット
実は日本でも有数のニッコウキスゲ群生地である霧ケ峰にもいくつかのスポットが点在します。ここではそんな点在するスポットをご紹介!
車山高原SKYPARK
まず最初にご紹介するのは車山高原SKYPARKです。
こちらは冬にはスキー場としても営業される場所でニッコウキスゲの群生地はスキー場ゲレンデ全体におよびます。
そのため、エリアごとに標高差もあり見ごろとなる時期もそれぞれ少しずつずれるのです。早い話が長く楽しめるスポットということです。
ここでは夏にもリストが稼働するのでリフトに乗ってニッコウキスゲの群生地の上を空中散歩!なんてことも可能です。
霧ケ峰富士見台
次に紹介するスポットは霧ケ峰富士見台。
この場所は、その名の示す通り、天気の良い日には遠く富士山まで見渡すことのできるスポットでニッコウキスゲの時期以外にもおすすめの絶景スポット!特に冬の日に、夕陽の沈む時間帯は多くの方が訪れる場所なのです。
ニッコウキスゲの群生地は駐車場から道路を挟んだ斜面を登った先にあります。
天気の悪い日には足元が滑りやすい(このエリアの土は濡れるとすごく滑ります!注意!!)ので滑りにくく歩きやすい服装、靴でお出かけください。
数少ない天気の良い日に訪れることができたらとっても素晴らしい絶景を楽しめる、そんなスポットです。
車山肩
お次は車山肩!
このスポットはリフトを使わずに車山へ上る際にスタート地点となる場所。(車山スノーハイク:初心者にもおすすめの冬山登山?でも紹介しており冬におすすめしたいビーナスラインのおすすめスポットです。)
このエリアはニッコウキスゲの群生地も広く少しだけ上りますが比較的平坦なエリアとなっています。さらに最初の上りも階段が整備されているので多くの方が楽しめるスポットと言えるでしょう。
八島湿原
次に紹介するのは八島湿原。
この八島湿原は霧ケ峰ある3つの湿原のひとつでアクセスのよい観光向けの湿原エリアと言えるでしょう。ここ八島湿原は1万2千年もの昔から存在しているとされ、その豊かな自然もおすすめのスポットです。
八島湿原にもニッコウキスゲが群生しており、遊歩道脇の斜面などにも山吹色の美しい花が咲きます。
初夏のドライブにおすすめ!ニッコウキスゲをめぐるドライブコース
このサイトで紹介している女神湖周辺の宿泊施設からニッコウキスゲや諏訪大社四社などをめぐるおすすめのドライブコースもあります。
- 女神湖周辺からニッコウキスゲを楽しむ おすすめのドライブコース(前編)
- 女神湖周辺からニッコウキスゲを楽しむ おすすめのドライブコース(後編)